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TOP → 『屋上ミサイル』(山下貴光) 【感想&書評】
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屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)屋上ミサイル (このミス大賞受賞作)
山下貴光

宝島社 2009-01-10
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あらすじ

美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!―第7回“このミステリーがすごい!”大賞受賞作。

読書感想文&書評

「ドラえもん」がなぜ楽しいかといえば、秘密道具の存在が大きいと思う。のび太がジャイアンにいじめられ、ドラえもんはのび太のため秘密道具を提供する―と、大体こういうパターンが毎週繰り広げられているが、それでも、老若男女問わず楽しめる内容である。

『屋上ミサイル』の感想を一言で表すと、“秘密道具なきドラえもん”と言う言葉が個人的にはしっくりきた。登場人物の個性は、はっきりしていて良い。中でも、屋上部を強引に結成する国重は“高校生になり思いやりが増したジャイアン”である。しかし、良いのはそれだけ。ドラえもんのように“コレがあるから楽しい”というものがない。

そう感じざるを得ないのは、なんといってもストーリー構成が中途半端なこと。小説を読み始めると、ちらほらと謎が出てきて、小説の最終局面で謎が解ける―といったミステリのパターンの、前半の謎の“種まき”が特に不十分。

もっと上手い文章にしたら良いのか、根本的に伏線が足りないのか、書評家でもないただの個人だから、理由は正確にはわからないが、とにかく不十分だと感じた。だから、最終局面で謎が解けても、「あっ、そう」といった具合に特に何も感じない。読み終えて印象に残るのは登場人物の台詞とやりとりだけである。

ただし、秘密道具がなくてもドラえもんはそれなりに楽しいかもしれない。サザエさん、ちびまるこちゃん、クレヨンしんちゃんなどは秘密道具がなくても楽しい。とりあえず、山下貴光という作家の今後に期待は持てる作品ではあった。

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2009/04/21(火) 23:33:55 | 本うらら
コメント
この記事へのコメント
トラバありがとうございます。
屋上ミサイルは登場人物が印象的でしたよね。

このメンバーでまた続編を出して欲しいと思います。

リンク貼らせていただいてよろしいでしょうか?
本を読むのが遅いのでなかなか感想を書くのが遅くなってしまいますが・・・
2009/04/17(金) 00:01 | URL | 82式 #-[ 編集]
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